IT導入補助金2023の情報が公開されました。
2023年のスケジュールについては、IT導入支援事業者(弊社)の登録申請が3月20日から開始され、
弊社はECサイト構築に利用が可能な「デジタル化基盤導入枠」でIT導入支援事業者の登録しております。
基本的には昨年とほぼ要項が変わっていないということですので、このページでは、IT導入補助金を活用したECサイト構築に特化したよくある質問をまとめてご案内いたします。
IT導入補助金とは何ですか?
IT導入補助金は、中小企業や個人事業主の皆さまが、デジタル技術を活用して生産性向上に取り組むための費用を政府が補助してくれる制度です。この補助金を利用することで、ECサイト構築などのデジタル化に必要な費用をお得にまかなうことができます。
ECサイト制作で利用できるデジタル化基盤導入枠
デジタル化基盤導入枠は、IT導入補助金の中でも特に、ECサイト構築やオンラインショップを開設する際の支援を目的としています。これにより、インターネットを使って商品を販売や予約などの受付ができるようになります。
IT導入補助金でECサイトの制作費用は補助されますか?
この補助金を活用すれば、ECサイトの制作費用に補助金を利用することができます。
採択されるとECサイト構築の場合、最大350万円の2/3が補助されます。
具体的には、ECサイトの制作費用に加え以下のようなものがあります。
ソフトウェア
- サブスクリプション販売形式等の月額・年額で使用料金が定められているソフトウェアは、最大2年分の費用が補助対象となります。
ハードウェア
- 補助対象となるソフトウェアの導入と併せて購入する場合に限り、PC・タブレットなどのハードウェアの購入費用が補助対象経費となります。
ITツール導入に関するコンサルティング費用
- システム導入に関する専門家のアドバイスや指導にかかる費用が含まれます。
システムの保守・サポートといった役務にかかる費用
- システムの運用やメンテナンスに必要なサポート費用が対象となります。保守費用は申請するソフトウェアの利用範囲内で、最大 2 年分の費用が補助対象となります。(ただし、オプションに対する保守費用は最大 1 年分が補助対象)
すでにECサイトを運用していますが、リニューアルで申請できますか?
補助金を申請できるのは、ECサイトを新規作成した場合のみでリニューアルには原則補助の対象にはなりません。ただし、既存のホームページをリニューアルし、新たにEC機能を追加した場合は、「新規で導入された部分のみ」の費用が対象となります。
SHIN株式会社で申請できるECサイトは何ですか?
EC-CUBE、Shopify、カラーミー、Makeshop、BASEといったECサイト構築プラットフォームの利用及びハードウェアの購入でIT支援事業者に登録予定です。それぞれのECプラットフォームは独自の特徴と差別化のポイントがあります。以下にそれぞれの特徴を簡単に説明します。
EC-CUBE
自由にカスタマイズできるECプラットフォームです。デザインや機能など、自分だけのオリジナルなECサイトを作りたい方に最適なプラットフォームとなります。ただし、デザインなど完全オリジナルで制作しますので、制作費用は他のECプラットフォームよりも割高になります。
Shopify
Amazonの次に使用されている世界中で人気のECプラットフォームです。お洒落なテンプレートやさまざまな機能拡張がありその豊富さは随一です。海外のプラットフォームのため海外展開にも向いています。ただし、日本に特化していないので代引きなど日本独自のルールには別の対応する必要が出てきます。月額利用料$33/月がかかります。
カラーミー・Makeshop
使いやすさとショップデザインの自由度が高い日本製のECプラットフォームです。Shopifyに比べ機能やデザインテンプレートは少ないですが、日本人に特化しているのとサポートも国内なのでご自身での運用も安心です。 カラーミー:4,950円/月~ Makeshop:11,000円/月~
BASE
無料で始められる日本のECプラットフォーム。売れた時に利用料が発生するタイプですので、低予算での始めてECサイト立ち上げに最適です。また機能はシンプルですが、使いやすさが魅力です。ただし、基本的なEC機能は揃っていますが、他のECプラットフォームに比べて自由度が低いため運用に合わないこともあります。
どのくらいの費用がかかりますか?
ECサイトの制作費用は、選択するプラットフォームやカスタマイズの要件、デザインの複雑さなどによって大きく異なります。目安としてはBASEなどの構築20万〜EC CUBEのフルカスタム構築で数百万などの構築があり開きがあります。弊社では平均130万くらいが目安となりますが、お客さまのゴールや初期にかけれるコストなどがから最善のご提案をさせていただきます。
- アカウントの作成と設定
ECプラットフォームのアカウント登録や設定にかかる費用 - Webデザイン制作
ECサイトのデザインやレイアウトにかかる費用。 - 機能追加
カスタム機能や外部サービスとの連携にかかる費用。 - コーディング
デザインを実際のECサイトに反映させるためのコーディング作業にかかる費用。 - マニュアル作成(オプション)
サイト運用に必要なマニュアルやドキュメントの作成費用。 - サポート・保守
サイト運用後のサポートやシステムの保守・アップデートにかかる費用。
ECサイトで申請したいのですが、まずは何をすれば良いですか?
まずは申請となる対象者に該当するかどうかをご確認下しさい。飲食業や宿泊業、卸売業、小売業、運輸業、サービス業、製造業、建設業、医療や介護など、多様な業種が申請対象となっています。業種ごとに資本金や従業員数などの制限があるため、各種公募要項を確認することが重要です。また、gBizID プライムを取得いただく必要がありますので事前に申請しておくのをお勧めしております。
他にも細かな申請要件がありますのでお問い合わせいただければ、どのように進めていくかをご説明させていただきます。
中小企業等の定義
① 製造業、建設業、運輸業 |
資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人事業主 |
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② 卸売業 |
資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人事業主 |
③ サービス業 (ソフトウェア業又は情報処理サービス業、旅館業を除く) |
資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人事業主 |
④ 小売業 |
資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人事業主 |
⑤ ゴム製品製造業 (自動車又は航空機用タイヤ及びチューブ製造業並びに工場用ベルト製造業を除く) |
資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が900人以下の会社及び個人事業主 |
⑥ ソフトウェア業又は情報処理サービス業 |
資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人事業主 |
⑦ 旅館業 |
資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が200人以下の会社及び個人事業主 |
⑧ その他の業種(上記以外) |
資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は 常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人事業主 |
⑨ 医療法人、社会福祉法人 | 常時使用する従業員の数が300人以下の者 |
➉ 学校法人 | 常時使用する従業員の数が300人以下の者 |
⑪ 商工会・都道府県商工会連合会及び商工会議所 | 常時使用する従業員の数が100人以下の者 |
⑫ 中小企業支援法第2条第1項第4号に規定される中小企業団体 |
上記①~⑧の業種分類に基づき、 その主たる業種に記載の従業員規模以下の者 |
⑬ 特別の法律によって設立された組合又はその連合会 |
上記①~⑧の業種分類に基づき、 その主たる業種に記載の従業員規模以下の者 |
⑭ 財団法人(一般・公益)、社団法人(一般・公益) |
上記①~⑧の業種分類に基づき、 その主たる業種に記載の従業員規模以下の者 |
⑮ 特定非営利活動法人 |
上記①~⑧の業種分類に基づき、 その主たる業種に記載の従業員規模以下の者 |
小規模事業者の定義
業種分類 | 定義 |
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商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く) | 常時使用する従業員の数が5人以下の会社及び個人事業主 |
サービス業のうち宿泊業・娯楽業 | 常時使用する従業員の数が20人以下の会社及び個人事業主 |
製造業その他 | 常時使用する従業員の数が20人以下の会社及び個人事業主 |
申請した補助金はいつ受け取れますか?
採択されてすぐに補助金が支払われるわけではありません。IT導入補助金を申請しても、補助金を受け取るまでには時間がかかります。先にご自身でのお支払いがございますのでキャッシュフローにご注意ください。交付決定までには、約1カ月半程度の時間がかかる見込みです。さらに、交付決定後には実際にITツールなどを導入し、その後事業実績報告を完了する必要があります。
当社の場合はECサイトを構築する期間がありますので、3ヶ月以上かかるのが一般的です。事前に制作もできませんので、スケジュールは余裕を持って行うことをお勧めします。
ECサイトの制作や運営に関して、コンサルタントやサポートの相談をすることは可能ですか?
当社は公開後のサポートやコンサルタントサービス提供させていただいております。その他にもWebマーケティングや集客提案、ECサイトと連携したバックオフィスのシステム改善など、トータルでサポートさせていただくことも可能です。ECサイトの制作や運営に不安がある場合でもどうぞ安心してご相談ください。
IT導入補助金に関しましては、内容が変わりますので最新の情報はIT導入補助金サイトでご確認ください。